渡辺雄二 木彫展・大和物産ギャラリー

童唄 渡辺雄二 木彫展を観て

胎内市の大和物産ギャラリーで2023年4月14日から30日まで開催されている、渡辺雄二先生の現代こけし展に伺いました。

渡辺雄二先生の作品との出会いは、2017年に大和物産ギャラリーでの案内ハガキ印刷を依頼されたのがはじまりでした。(今年の案内ハガキはこちらです。)

顔のかしげ方や、袖の合わせ方、コケシがこんなにも表情豊かに見えるのかと毎回驚きます。
また、着彩と彫りの繊細な美しさには、舌を巻きます。
丁寧に作られたコケシ達を前にすると、ジャンルは違えど、物作りをする者として尊敬の念しかありません

渡辺雄二先生に初めてお会いした時、「こんな穏やかな方が作家なのか」と驚きました。
まあ、私が勝手に「こだわりを身に纏った、頑固オヤジ」を想像していたせいですが・・・。
渡辺先生ごめんなさい。

渡辺雄二先生は気さくで冗談好きで、その場の空気を和やかにする方です。
それでいて、体の芯にズンと重いものがあって、ちょっとやそっとで動かない力強さを持っています。
ユラユラと浮き草の私には、眩しい存在です。

コケシは、何を想っているのだろう・・・。
こんなことを考えているのかなぁ・・・?
ああなってほしいなぁ・・・?
そういえば、あの頃は・・・。
渡辺先生のコケシ達は鏡のようだ。気がつくと自分の感情や想い出がうつしだされている。

今年も息子さん、渡辺邦彦さんの作品も展示されています。

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