アカネ コムラカミナ

アカネ コムラカミナ

妄想生態記

冬虫夏草は、菌糸に感染した虫の最後の姿だ。

オオナギナタムシに取り憑くことで知られるベニオニダケですが、稀にコムラカミナに取り憑くことがあります。
コムラカミナは、一時的に発芽した菌糸に体を乗っ取られ、栄養源として吸収されてしまいます。
しかしコムラカウナは、キノコ内で再び姿を変え息を吹き返します。
その際、キノコ成長の養分として失われた外骨格部分は、ベニオニダケのカサ部分を特殊な分泌液を使い硬化させ新しい外骨格としています。

2回の完全変態を行うこの一連の過程は、驚くべき生物学的プロセスとして、研究者から注目されています。


制作秘話

キノコのカサにしようと思ったパーツ。
ガラスが厚すぎて重量オーバー。

それなら蟲にしてしまおうと二つに割ってみた。
体高のあるズングリ蟲ができそう。

なんだか、いい感じ!

体の裂け目から頭をニューッと出す蟲。
裂け目の中には何が見えるのか?

カブトムシに関節を守るよう、産毛があるのを思い出す。

細い銅線を使って産毛を作る。
我ながら気持ち悪い。一人悶絶・・・。

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